■ 重要文化財 御本尊 阿弥陀如来像および二十五菩薩坐像 ■

二十五菩薩が仏像として現存するのは、日本ではここだけである。かって人々の関心は、どうすれば確実に極楽の蓮華の台に生まれ変わる事ができるか、にあった。彼らは、臨終の間際に阿弥陀仏を中心とした聖衆二十五菩薩にお迎えにきて貰うために、さまざまな修行を重ねた。それは極楽浄土をありありと想うことであったり、阿弥陀仏の姿を想うことであったりした。こうして彼らは臨終に臨んだのである。

そして最後のとき、往生人たちは、尋常ならざる「瑞兆」に包まれて、彼岸へと旅立ったと伝えられている。      

僧都絶え入りぬ。その時に空に紫雲聳えて音楽の音あり      
香ばしき香、室のうちに満ちたり

「今昔物語」は、恵心僧都源信の臨終をこのように伝えている。

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