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寛治8年(1094)に造られたという来迎の阿弥陀如来と二十五の菩薩。寺伝では、恵心僧都作と言われていますが、近年は平安時代の代表的仏師、定朝とその弟子による優品とされています。阿弥陀如来の高さは5.5メートル。居並ぶ二十五菩薩もそれぞれ像高が150センチあります。見上げるほどに大きい阿弥陀座像と二十五の菩薩の姿は、極楽浄土の世界を立体的に描いたもので、国の重要文化財に指定されています。
本尊 阿弥陀如来坐像
重要文化財
寛治8年に造られたと伝えられる阿弥陀定印を結んだ、高さ5.5mの坐像。寺伝では、恵心僧主源信作の仏像と言われてきたが、近年の調査で平等院の阿弥陀如来坐像(国宝)などを手がけた、平安時代の代表的な名仏師・定朝と、その弟子たちの手による仏像であることが判明した。
大自在菩薩坐像
重要文化財
本尊・阿弥陀如来と同様、平安時代に造られた仏像で、像高はおよそ150cm。この大自在菩薩は、とても珍しい笑顔の表情を見せる仏像でもある。大自在菩薩を含めた二十五菩薩は、阿弥陀如来にしたがって、臨終をむかえた人をお迎えに来る役目を担っている。また、それぞれの菩薩が琵琶や笙などの楽器を手にしているが、大自在菩薩は腰鼓を鳴らしながらやって来る。
脇侍 観世音菩薩坐像
重要文化財
阿弥陀如来に向かって右側に祀られているのが観世音菩薩。いわゆる観音様だ。臨終をむかえた人を、阿弥陀如来が極楽浄土へ導く為に来迎されたとき、もう一方の脇侍である勢至菩薩とともに、二十五菩薩の先頭に立って、この世に現れるといわれている。
如意輪観音菩薩坐像
重要文化財
即成院の本道に祀られてる仏像を数えると、本尊の阿弥陀如来を除いて二十六。実は向かって左下の仏像は如意輪観音といい、本来二十五菩薩には入らない仏様だ。あらゆる願いを叶えるといわれる如意宝珠を手に、物思いに耽るポーズがとても魅力的だ。その表情は二十五菩薩に匹敵する素晴らしい仏像でもある。

